CAPNAの歴史

①CAPNAのあゆみ

1995年 設立 代表に祖父江文宏氏 週2回の電話相談を開始
96年 電話相談員養成講座スタート
97年 CAPNA弁護団設立 新事務所開設 (有)キャプナ出版設立 ホットラインを全平日に拡充
98年 「見えなかった死―子ども虐待データブック」(キャプナ出版)発行
99年 祖父江代表が衆議院特別委員会で児童虐待と施設養護の現状を訴える
ホットライン2回線に増設・名古屋弁護士会(現・愛知県弁護士会)人権賞を受賞
2000年 日本子どもの虐待防止研究会・あいち大会を開催
愛知県から特定営利活動法人として認証。祖父江代表が初代理事長に就任
01年 朝日新聞の朝日社会福祉賞を受賞
02年 祖父江理事長死去 岩城正光・新理事長就任
03年 愛知県・名古屋市と協力の協定
04年 子どもの虐待防止民間ネットワーク(全国組織)の立ち上げに尽力
05年 愛・地球博の「地球市民村」でパビリオン「子どもと話そう館」を運営
06年 愛知県・名古屋市からの委託事業、協働事業が活発に
07年 菱田理・新理事長就任
08年 愛知県児童総合センター委託「子育てフェスタ」を開催
09年 高橋昌久・新理事長就任
10年 内閣総理大臣表彰を受ける
11年 認定NPO法人に認定
12年 揺さぶられ症候群の予防プログラム普及事業スタート
13年 「ESDユネスコ世界会議1年前イベント」に出展。兼田智彦・新理事長就任
14年 第20回ISPCAN子ども虐待防止世界会議名古屋に参加
15年 萬屋育子・新理事長就任

 

②これまでの市民講座

市 民 講 座
開催日 テーマ 講 師
第44回 2010/5/16 電話相談 ~残された最後の陽光(ひかり)~ 高橋昌久
第43回 2009/3/7 映画「青い鳥」と対談 折出健二・杉浦宇子
第42回 2006/10/22 「男性も子育てシンポジウム」 関谷・河村・市川・中村
第41回 2006/3/5 映画とお話 ~「誰も知らない」の上映と講演~ 中村文昭
第40回 2006/2/23 子どもが教えてくれたこと 藤澤陽子
第39回 2005/10/27 子どもと体罰 ~スエーデンの取り組み~ ブライアン・アシュレイ
第38回 2005/8/25 ドメスティックバイオレンスについて~援助の現場から~ 隠岐美智子
第37回 2005/6/23 児童相談所と司法の関わり~弁護士活動からみる子どもの虐待事例~ 瀧 康暢
第36回 2005/4/1 愛知万博に向けて心をひとつに ドーン・明子
第35回 2005/2/24 実親と暮らせない子どもたちの実態 ~事例から社会的養護を考える~ 矢満田篤二
第34回 2004/10/28 児童虐待防止法の成立と課題 岩城正光
第33回 2004/8/26 スコットランド チルドレンファーストから学ぶ ジューン・ウエルシュ
マ-ガレット・マッケイ
第32回 2004/6/24 キャプナ弁護団の活動から見えてくるもの 高橋直紹
第31回 2004/4/28 家庭内で生じる虐待死の防止にむけて~子ども虐待と高齢者虐待~ 加藤悦子
第30回 2004/2/26 地球市民として暴力を生き抜いてきた人から学ぶ 岡崎仁美
第29回 2003/10/28 知って得する税金の話 水野正三郎
第28回 2003/8/28 血のつながりを超えて 矢満田篤二
第27回 2003/6/26 園長すけ・祖父江文宏の言葉 村井 航
第26回 2003/4/24 小さな人と向き合って 菱田 理
第25回 2003/2/27 マントルピースに置かれた石 ブライアン・アシュレイ
第24回 2002/10/27 児童虐待防止法の改正を考える 岩城正光
第23回 2002/8/22 相次ぐ虐待事件を食い止めるために 高橋昌久
第22回 2002/6/27 子どもと共に闘う 定森恭司
第21回 2002/4/25 衝撃とその回復 井上 薫、鈴木理恵
第20回 2002/2/28 子ども(小さい人)から大人が教えられるもの 川上明彦
第19回 2001/10/25 CAPNAとともに7年 隈元眞理子
第18回 2001/8/23 犯罪被害者・加害者へのサポート 山口幸男
第17回 2001/4/26 定年後にできること 岡 千弘
第16回 2001/2/22 虐待死事件から見えてきたこと 加藤悦子
第15回 2000/8/24 養護施設にやってくる人たち 祖父江文宏
第14回 2000/6/24 腹痛外来にやってくる子どもたち 高橋昌久
第13回 2000/4/27 カンボジアの子どもたち 木村力央
第12回 2000/2/24 援助されるということ 水戸加奈子
第11回 1999/10/24 援助するということ 小久保裕美
第10回 1999/8/26 学校での虐待の発見と対応 兼田智彦
第9回 1999/6/24 子どもを守るシステム 祖父江文宏
第8回 1999/4/22 共生をめざして 石川久美子
第7回 1999/2/25 弁護士として、市民として 高橋直紹
第6回 1998/11/26 ケースワークの現場から 萬屋育子
第5回 1998/8/27 子育て支援と虐待 白石淑江
第4回 1998/6/25 見捨てられた子のために 矢満田篤二
1998/6/25 【特別講座】子どもの虐待の実態と対応 小林美智子
第3回 1998/4/23 エンパワメントと児童虐待 石川洋明
第2回 1998/3/15 広岡智子さんを囲む会 広岡智子
第1回 1998/2/26 子どもの代理人 多田 元

③調査研究

NPOが調査研究をする ••• どのような意味があるのでしょうか?
効果的な虐待防止活動をすすめていくためには、虐待してしまう人、された人の背景をきちんと把握する、 過去の失敗を検証し、次に同じあやまちを繰り返さないようにするなど、今の子ども虐待の現状をしっかり 把握することが必要です。

調査研究は、これらの事柄を明らかにし、より効果的な防止活動をすすめる指針を示す重要な活動です。 私達はこれまでに、電話相談から見出せる虐待の要因、支援の手がかりを示したブックレットを作成する、 1995 年~ 2000 年までに新聞紙上で報道された子ども虐待死の統計分析を行うなどの活動を行ってきました。

子ども虐待死の統計分析を行った本「見えなかった死 (1998 年出版 ) 」「防げなかった死 ( 2000 年出版)」(ともに CAPNA 出版)が大きな話題を呼びました。この調査は、旧厚生省、警察庁が 子どもの虐待死の調査に取り組むきっかけを作りました。
また、2006年1月には「子どもの虐待死10年の実情」を発行しました。